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女子セブンズアカデミー |
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女子選手24名による第3回「セブンズアカデミー」が竜ヶ崎にある流通経済大学ラグビー場で行われました。
私は10:45の開校式から参加。この日の予定は・・・↓
07:00 朝食
08:30 コーディネーショントレーニング
10:45 開校式(岸田女子代表、村田男子代表挨拶)
11:00 トレーニング1(ケリーさん/女子臨時コーチ:カナダ人)
12:20 SH臨時指導(村田)
12:40 コンディショニングセッション1(山田Dr講義)
13:30 昼食(&個人撮影/美土路氏)
14:00 インタビュー(美土路氏)
16:00 トレーニング2(ケリーさん)
18:00 コンディショニングセッション2
19:00 夕食
20:00 講義
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【ウォームアップは各自10分間、軽く走ったりストレッチしたり・・・】
物足りない気持ちがしましたが、朝から既にコーディネーショントレーニングを行った後とあってもう十分だったようです♪
そしてケリーさんの指導のもと始まりました!!
ハンドリング、ボールゲームから3人でパスを繋ぐ中、ここでは「コミュニケーション」を1番にしっかり声を出してリードしましょうとアドバイス。
Runningまで入っていきましたが、声がないとなかなかパスもうまくつながりません。
しかし、田中彩子(大学3)選手のスピードには目を見張るものがありました・・・♪
(スピードと言えば山口真理恵選手、現在シドニー留学中で、シドニー代表選手として現地チームに帯同、6月からは試合が続くとか・・・!!)
それでも徐々にミスが少なくなってきたところでコンタクト練習に移りました。
ここでは体幹(コア)を意識したセッションで、2人一組になり、押し合い、引き合い、そして5mのシャトルダッシュ。
中学生と高校生、U23女子代表選手が一緒に行うので、差が感じられますが、そこは上級生がしっかり台になっていました。
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【そして、タックルセッション】
ここでは見えないフラフープが出てきます。
フラフープの中に足を入れてタックルに入るイメージを・・・。踏み込み足と同じ肩でタックル!!
また、肩でのヒットが大事なので、お互いが向き合ったままボクシングでいうパンチングを肩でボールめがけて行います。 (相手はボールを胸の前に両手で持って・・・)
時間を決めて両方向へのライブでのタックル練習が始まりました。
もちろんここでは体格差が出てきますので、U23、コルツ、中学生、初心者etc.と分かれました。
スペースは約7m四方。
私はU23にアドバイス。
先ず前に出ること、パドリングして入る瞬間にしっかりヒットして足をかいて両腕を絞り、仰向けに倒す!!
次にケリーさんからロータックルの指導がありました。足(ひざ回り)中心への低いタックルのことです。
日本人は小さいので、低く入ればハンドオフもされないし、確実に仕留めることができる。
そのあとにすぐに起きて相手のオフロードパスのコースをふさぐことも大事。
これは15人制も同じですね!!
タックルは倒すだけで満足してはいけない。
倒して起きてボールを取るまでがタックルの一連動作です♪
ロータックルが苦手な選手も少しずつ慣れてきてタックルに入れるようになっていました。
(冨田真紀子(大学1)選手、鈴木実沙紀(高3)選手、2人にアドバイス。鈴木選手は遠慮があったようなタックルだったので・・・また冨田選手はボディタックルが得意!?、ロータックルの際なかなか下に入れずも、慣れてきたらしっかり入れるようになっていました。2人ともタックルが好きなんですね!!)
ちなみに私も数回台になりましたが、遠慮があるのかガッチリ入られることはなく、
こういう時こそ「110%出して全力で行ないましょう」とケリーさんも言っていました。
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【次に、ヒット&サポート】
3つのコンタクトバックを左右真ん中におき、コンタクト&ボールリリース(オーバー)。
ここではしっかりヒットして2人めのサポートが素早くオーバーに入りSHがSOへ捌く。
SOは次のアタッカーにポップパスして真ん中のコンタクトバックにヒット&サポート&リリース
繰り返し行うことでリズムが出てきました。
しかしSHは大変です。全てのポイントに行ってパスを捌かなくてはなりません。
このセッションではSHに原仁以奈(高3)選手と鈴木陽子(高2)選手が交代で行いました。
(SOは鈴木彩香(大学3)選手と横山里菜子(大学4)選手)
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【最後にSHセッション(他はストレッチ)】
上記2名のSH+リハビリ中の井上愛美(高3)選手、SOに横山選手と高橋真弓(社会人)選手に受けてもらい。
2人に何本かパスを投げてもらい、それぞれから相手に対するアドバイスを聞きました。
原選手はたまに雑になるのでしっかり愛情を込めてSOにパス!
鈴木選手は元々CTBの選手で、SHはサイズ的なこともあり現在練習中とのことですが、
私からは左スクリューパスを投げれるようにとアドバイス。
これは自身で感覚を覚えるまで投げることが1番。
昨年デビューしました井上選手は左(スクリューパス)が得意とのこと。当時高校3年生でありながら大活躍!!
大学生になった今、今回はしっかりとリハビリして秋に備えるべく手術をしたとか・・・。
私も当時同じ季節に同じ場所を手術して半年後には復帰しましたが、焦らず慌てず、しっかりリハビリに励んで頂きたいと思います。
ちなみに私はいまだに右スクリューパスが苦手です・・・(*^_^*)/
これで午前中のセッションは全て終了。
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【山田Dr 講義】
◆ 主に選手の試合間へのコンディショニングアドバイス。
セブンズの場合、1日に3試合とか行われますので、試合間の過ごし方が重要になってきます。
試合後のジョギングは効果があるようで実はない!?
プールリカバリーは10分以上入らないと効果が出ない!!
泳ぐのならクロールが1番の全身運動になる!!
あとはバイク(自転車)に乗ることが足への負担を軽くし筋疲労も除去しやすい!!
男子は試合後アイスバスを行い、その後ペアでペアストレッチ。
試合間はロッカーで(寝て)足を上げて筋肉疲労を取るようにしたり、スキンズやパワーソックスを履いて疲労を取り除く努力をしています。
あと、セブンズは海外の試合が多いため、飛行機での長時間の移動が多く、
男子は意識してスキンズやカンタベリーのロングスパッツを履いて移動していますが、
女子の方がむくみやすいようで、この辺はやはりパワータイツやスキンズ、ロングスパッツ等で予防することが1番大事だと山田先生。
最後に選手たちに疲労を除去するパワーソックスが配られて講義は終了しました。
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【ランチタイム】
おかずのお弁当と炊き立てご飯!!
みんなお腹が空いていたようでしっかり大盛りご飯を平らげていました(*^_^*)/
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以上 「村田亙ワンデー報告」です。
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※ 翌日は岩渕HPMが朝から視察、そして香港ユース世代との交流戦に・・・。
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PS. 初参加選手♪
藤崎朱里選手、今回練習生として初参加!!
バレーボールVリーグ下の2部リーグでアタッカー、そしてMVP獲得。
そんな彼女がラグビーアカデミーに参加!?
見るからに強そう、そしてガッチリした体形はまさにラグビー!!!
宮崎県高鍋から初参加の三樹加奈選手(171cm)。
彼女も遠方からの参加ですが、九州ユースの選手でU18ではロックでデビュー。
地元の高鍋農業高校では男子に交じって練習(試合/10人制)に出ているとか!?
なんか続々といろんな選手が出てきましたね・・・!!!
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