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おめでとう♪ |
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11月11日(木)
3日間の完全休養を課したセブンズジャパン。
治療、ケア、自宅に帰省する者、それぞれに3日間を満喫してこの日赤羽駅前にPM7時再集合。
太田GM含む選手スタッフ総勢16名(築城、渡邉、長友選手は後日合流)による決起集会(食事会)でチームビルディング。 ジャパンで活躍した和田、今村の両選手も今日から合流。
チームを再度結束するため、監督との1対1による個人ミーティングでは選手全員に「絆」を合言葉に選手スタッフ全員 がひとつの心で戦うことを約束した。
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11月12日(金)
合宿を再開したセブンズジャパンは、午前と午後を共にDEFENCE中心の練習に。
香港戦でトライを取られたパターンによるディフェンスをチェックし、もっと前に上がって仕留めるディフェンスの
確認を繰り返し続けた。
そして今日は、2006年アジア大会金メダル経験者で昨年度からセブンズジャパン主将も務める築城選手(コカ・コーラ
所属)がチームに合流。またひとり選手が戻り、チームのムードも更に明るくなっていく。
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11月13日(土)
今日は午前中1回のみの練習後、ポルトガル学生世界大会に出場したフォワードの渡邉選手(三洋電機)が所属チームの 合宿先から合流し、選手合計11名になった。
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11月14日(日)
お世話になったナショナルトレーニングセンター(以下NTC)を出て、そのまま辰巳の森ラグビー場へ。
男女共に合同練習でしっかりウォーミングアップ。
女子にとってはスピードの違いに戸惑ったと思うが、基本的なことは同じ。
良い練習になったことはいうまでもなく、また、男子にとってもカバーする点では状況を見ながらしっかりサポート
して走っていたのでまずは良かった。
そしてタマリバクラブとの練習試合。
アジア大会前最後の練習とあって、シンガポール・クリケットセブンズ大会予選では苦戦を強いられた相手だったが、 結果トライ数9対0の圧勝。
その後、タマリバさんとスクラム&ラインアウトのセッションでスクラムの組み方やラインアウトを競り合い、接点の 攻防を再確認することができた。感謝!
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11月15日(月)
この日は1日完全オフ。
セブンズフォワードの核になっていたコカ・コーラ所属の桑水流選手と、ジャパンの試合でけがをした神戸製鋼の谷口 選手とフォワードの2枚看板のけがによる辞退は大きな痛手だったが、桑水流選手に関しては早い段階で判っていたので、 そのポジションの穴埋めはしっかり対応してきた。
しかし、谷口選手の直前のけがによる辞退は想定外だった。
セブンズジャパンは、その夜最後の登録選手でもあった長友選手がようやく合流。
これで12名全て揃ってアジア大会に出発できることになったことも、スタッフの誠意ある対応と選手本人の意志、
また最後まで諦めなかったチームとの絆がもたらした。
全てのTL所属チームの対応に心から感謝したい。
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11月16日(火)
早朝、選手12名、スタッフ7名合計19名の男子7人制ラグビー日本代表団が中国・広州へ出発。
午後2時過ぎに広州の空港からバスにて約1時間の移動後選手村に到着。
早速夕方には選手村内にある陸上トラック付きのグランドで10分間走後、簡単なゲームを行ないながらストレッチ。
リカバリートレーニング後、室内に移動してプールセッション。約40分で終了した。
その夜、現地で初めてのミーティング。
大会まで練習はあと3回、チームの半数近くは先週集まったばかりだが言い訳は許されない。
今回の日程は、TL後半戦開始直前ではあるが、公式戦は入っていなかった為、近年のセブンズ経験者でTLトップの選手 を集めることができた。
しかし、実際セブンズはそう甘くないことスタッフはもとより、選手が一番良くわかっている。
だからアジア大会一ヶ月前から2つの大会に参加して経験を積む時間が必要だったのだ。
それでも半数以上が参加できてチームの芯は植えつけることができた。
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11月17日(水)
広州では練習会場まで車で40分以上離れているという情報をキャッチしていたので、事前に元日本代表で
現在広州トヨタに勤務する大原氏と連絡を取り合い、御社のグランドを確保。
選手村から車で20分とかからない場所で、選手の体調やストレスを感じさせないものになった。
今日は午前中、リカバリートレーニングとして広州トヨタのグランドへ。
練習前にはトヨタ所属の和田、山内両選手を連れて広州の社長にご挨拶に伺わせて頂いた。
約1時間の練習では今季初めて参加する長友選手を中心に、再度このチームの約束事をレクチャー。
チームの大きな指針は「HARD DEFENCE」、そして「DISCIPLINE」。
1試合14分間と短い時間、常に「ハードにディフェンスができる選手」、そして「規律を守れる選手」という意味がある。
今回はこの2つに、経験してきた2大会を振り返り、改めて選手とスタッフ合計19名の心をひとつにするという意味も 込めて「絆」を加えた。
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マイクロバス(広州トヨタ社)移動中は
ipadで練習(試合)模様を確認!! |
縫っわれている人は誰!? (ヒント=7針増えて首から頭部だけで合計125針♪) |
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選手村食堂会場 (3000人収容=一番人気はmac!?) |
日本食を食べにチームビルディング!! (WataTシャツ♪) |
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女子もこの日到着♪ |
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11月20日(土)
前日に1日オフを取り、この日はキャプテンランニング。
スリランカ代表が練習マッチを求めてきたが、丁重にお断りした。
もう選手たちはあすの初戦に向けて、今日トップを出す必要はなかったからだ。
大会前日、夜ミーティングでは、恒例の決意表明を選手スタッフ全員から言葉を頂いた。
ここでも改めて「チームの絆」合言葉にひとつにするために、私からひとつ提案したことがある。
トライをしたあと、胸にハートのマークを作ってみんなで繋いだトライということを共有しないか?と。
実はアジア大会は絶対に負けられない戦い、みんなが想像以上に気合の入った決意表明を出し合っていたので、
良い意味で緊張感を出しつつ、リラックスさせるためにもトライ後はハートを胸にマークする余裕を見せて欲しいと提案。
ハートのこもった熱いプレーで、ひとりの選手がトライをした際、それは「みんなのトライ」と言うことの協調、
さりげなくハートを作るスコアした選手たちを想像すると、選手スタッフ全員が更に結束力が固まるだろうと確信
したからだ。
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男子南川トレーナーに女子も臨時治療・・・!? |
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11月21日(日)
予選初日、会場は朝から総勢3万人程が集まりほぼ満員状態。
これだけの観客の中、大会が行われることは、毎年3月最終週に行われるワールドセブンズシリーズ(以下=WSS)
香港セブンズ大会以来だ。
初戦の対戦相手はモンゴル代表。
開始早々から攻め続け、55-0と圧倒したジャパン。
しかし、手放しではまだまだ喜べない。
パスの制度が向上すればあと2トライ取れていたはずだ。
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プールはほぼ毎日入っていました!! |
ウォーキング、バタ足、ストレッチ そして潜水・・・!? |
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トラックでウォームアップ!! (スタジアムには初日3万人♪) |
日本代表団専用マルチサポートハウスでの プールリカバリー♪ |
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マルチサポートハウスの温水プール♪ |
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11月22日(月)
この日は朝から晩まで1日3試合とセブンズ大会ならでは、とタイトな日程。
初戦はマレーシア代表相手に一蹴。
2試合目のタイ代表戦では日本にとって今大会初トライを許したものの危なげなく勝利。
そして3試合目、香港代表との予選最終戦、前半から果敢に攻めた日本代表は前に出るタックルと人数をかけた
ブレイクダウン周辺での圧力をかけたターンオーバーでボールをゲットし終わってみれば24-7の快勝。
前大会のリベンジを果たしたと共に予選4試合4連勝でグループ1位通過をものにした。
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11月23日(火)
決勝トーナメント1回戦の相手はインド代表。
ここまで満遍なく選手を入れ替えて挑んできたおかげで、選手の疲労も少なくみんな調子が良かったので、出場時間
の少ない選手から先発出場させた。
多少のリスクはあっても、準決勝、決勝と最後の2試合にベストを尽くすためにも今大会では初めから選手12名で戦
っていることを強調したかった。
インド戦、前半は5-5と苦しむもこれがセブンズの醍醐味。
強いところに勝つこともあるが、逆に強くない国でも勝てるチャンスがセブンズには十分あるのだ。
後半選手を交代しながら試合終盤に何とか突き放して勝利した。
準決勝の相手は韓国代表。
上海セブンズ大会優勝チームでメンバーもここ数年固定された同じメンバーで戦っている。
開始早々から激しい攻防戦が続いたが、後半から徐々に差が開いて上海大会のリベンジ勝利。
決勝戦の相手は地元中国をサドンデスの末下した香港代表。
本日3試合目、3日間合計7試合目になる最終戦は決勝戦とあって、10分ハーフの20分間で争われる。
ここまでくれば本当に総力戦である。
日本のキックオフで始まった試合、香港がボールをキープして怒涛の攻撃を見せるも日本は慌てずにゴール前を
しっかり守ること2分間。
そして日本の攻撃が始まったとき、長友が抜け出し、築城に渡って先制したのは日本代表。
その後も和田の好判断で自らトライ。
14-0とするも香港も自陣ゴール前からSOキースが絶妙なチップキックを自らキャッチしてタックルされながらも
エースのロウワン・バーティーに繋いで、約80mの独走トライ。
嫌な取られ方をしたが、ジャパンも前半終了を告げるブザー音中に攻め続け、和田の好走でこの試合2つ目のトライ。 前半を21-7と14点差をつけた。
ハーフタイムには、ブレイクダウンで圧倒できているので、「あと10分間プライドを持って戦うだけ」と指示。
宇薄が前半3分で負傷退場したので、築城が代行を務めながら、'「絶対に最後まで諦めないこと」を強調してコメント。
そして後半のホイッスルが鳴った。
香港代表に疲れが見えていたはずだが、香港の攻撃が始まると厄介だ。
同じパターンと、ペナルティー狙いの攻防にだんだんジャパンに反則が多く取られだした時、
一瞬の隙を見逃さなかったSOキースが自ら中央にトライで21-14。
その後、香港ボールをキープしながら前進してきた相手に、外からミサイルのように突っ込んできた築城の
ナイスタックル!と思いきやスピアタックル(危険なタックル)を取られて、なんとレッドカードで一発退場処分。
残り6分弱を6人で戦うジャパンは、その後のペナルティーからあっさり取られて21-21の同点。
あと5分で全てが決まる。
香港のキックオフをマイボールにしたジャパンは自陣からボールを繋ぐこと8次攻撃を過ぎ、最後は長友が
ラックサイドをカットイン一発で抜け出し、貴重な逆転トライで28-21と再度リード。
残り1分半弱、ジャパンボールのキックオフは相手に当たってマイボールラインアウト。
ここから約1分間ボールをキープし続ければ勝利は目前だが、そう簡単にはいかない。
香港代表キャプテンのマーク・ライトがジャパンの持ち込んだボールをもぎ取り、香港の攻撃が始まった。
大きくゲインされたジャパンは6人で戻りながら必死のディフェンス。
そしてここ一番で山内のビックタックルが炸裂してペナルティーを獲得。
ラインアウトが最後のプレーになり、フリーキックを正面が大きく外に蹴りだしてノーサイド。
7人制ラグビー日本代表が、アジア大会2連覇を達成した瞬間、スタッフ選手共に抱き合い、健闘を称えあった。
中でもレッドカードで退場した築城選手は言葉にならないほどの号泣で、最初から最後までみんなを笑わせてくれた。
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香港との決勝戦前ロッカールーム!! |
表彰台の真ん中へ・・・ |
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監督もこの笑顔♪ |
女子はカザフスタン代表が 中国を破って金メダル獲得♪ |
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決勝トライ・長友へのTVインタビュー♪ |
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※ チームの絆
今回の勝利は選手12名、スタッフ7名、合計19名の絆がもたらした勝利と言える。
合計7試合、一人当たりフル出場で104分間のゲーム出場時間中、トップは最年少山内の87分間。
そして、70分台が和田77分、今村76分、長友75分、築城74分、正面72分間と続く。
宇薄は61分間と決勝前半3分での負傷交代が響いたが、その他の選手も40分前後と3試合分は経験している計算になる。 全ての選手12名が3試合から5試合を経験して、また2試合から4試合休んだ結果、6人になっても最後までフィットネス が切れることなく戦えたチーム全体の勝利だと言える。
ここまで支えてくれた関係者、大勢のファンはじめ、全ての人々に心から感謝したい。ありがとう!
そして、短期間で結束し、絆を守ってくれた選手、スタッフに心からお礼を言いたい。ありがとう!
最後に、日本から支えてくれた家族に感謝したい。ありがとう!
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翌朝広州トヨタに、大原氏には大変お世話になりました。 感謝!! |
みんなで記念撮影!! |
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金メダルに興味津々♪ |
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☆ 広州アジア大会記録
最多トライ王 = 和田(トヨタ) 通算8トライ/6試合中
ゴールキック成功率 = 正面(神戸製鋼) 準決勝、決勝では8ゴール全て100%成功
選手選考&監督賞 = 山内(トヨタ) 87min出場/104min中
選手選考MVP = 今村(神戸製鋼) 76min出場/104min中
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PS. 2選手の全試合出場・・・!?
その他7試合全てに出場した(途中出場含む)選手は決勝トライを挙げた長友とレッドカードを貰った築城のみ。
この2人は大会直前に合流したこともあり、短時間でも試合に出場させて合わせて行くしかなかった。
他の10名は最低1試合から4試合は完全休養に充てることができた。
今大会で最も重要視したところだったので、みんなが試合にコンスタントに出場できたことに喜びも大きかった。
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スタッフ7名に(広報桑野は追って掲載します)感謝♪ |
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