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【Member】
SATO (YAMAHA=2009Hk.Aus) Captain
KUWAZURU (Coca・Cola=2009Usa.Dubai/Hk.Aus)
KOBAYASHI (YAMAHA=2009Hk.Aus)
USUZUKI (TOSHIBA=2007Hk.Aus)
KENJOU (NEC)
WADA (TOYOTA)
TOMOIGAWA (NTT)
ARAMAKI (KANTO GAKUIN Univ.)
NATSUI (KANTO GAKUIN Univ.=2009Kenya)
TOYOMAE (NITTAI Univ.=2009Kenya)
【Staff】
Head Coach: WATARU MURATA
Coach: KENSUKE IWABUCHI
TRAINER: MASAHIRO FURUDATE
Manager: KUMINO MIURA
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選手10名、スタッフ4名の合計14名で挑んだワールドゲームズ。
今回も強化合宿後、サファリセブンズ大会に引き続き、選手と監督の1 0N 1個人面談を行った。
選手の近況チェック、トレーニングやチームに対しての意見や、個人の調子を聞きながら、
大会に対する意気込みを語ってもらった。
最後にこちらが期待しているところを話し、アドバイス。
1人約15分のコミュニケーションだったが、選手の大会に対する不安解消と
選手とスタッフ間のコミュニケーションを上げるドリルとしても成果を期待できる面談となった。
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ミーティングでも始めに伝えたことは次の2つのみ!!
Ball Keep & No Inside Break
アタックはボールキープ、ディフェンスはノーインサイドブレイク!
この2点をチームでずっと言い続け、練習からホールドマッチまで徹底。
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そして試合の日が来た。
7/24(Fri)
14:25 JAPAN vs ARGENTINE (5-15)
16:10 JAPAN vs FIJI (10-19)
18:30 JAPAN vs HONGKONG (20-5)
21:00 Meeting 個人貢献度(平均5点) チーム目標(平均7点以上)
明日行なわれる決勝トーナメントも朝が早いことから、
まず選手全員に今日の個人パフォーマンスの点数を
試合内外問わずに10点満点で答えてもらった。
その結果、トップの自己採点で8点、下が3〜4点。
明日の試合、10点満点とは言わないので各自が7点以上を目標に、チーム平均得点を7点に設定。
そして初めに決めたBall KeepとNo Inside Breakの2点だけを再度約束して意思統一を確認。
その後選手だけでMeetingが行われた。
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7/25(Sat)
10:50 JAPAN vs PORTUGAL (0-17)
12:50 JAPAN vs AMERICA (24-24同点・延長戦24-29)
14:00 JAPAN vs Hongkong (19-5)
GAME REVIEW
16:20 3位戦 GAME South AFRICA vs ARGENTINE
16:45 FINAL GAME FIJI vs PORTUGAL
上記の通り、南アフリカとアルゼンチンが3位戦に、
フィジーとポルトガルの決勝戦はフィジー優勝で幕を閉じたワールドゲームズセブンズ高雄大会。
ジャパンは3位になった南アフリカとの練習試合をはじめ、2位のポルトガル、優勝したフィジー、
4位だったアルゼンチン、5位だったアメリカと点差的には互角に戦うことができた。
ケニア・サファリ大会と比べても違ったのはトップリーガーが集まったこともあるが、
戦い方をシンプルに2点だけに注意して戦わせたことも選手の感想文を見て解かった。
初めてに近い形の選手に一週間しか準備期間がない場合、
戦術や戦略を詰め込むよりもまずはシンプルにひとつひとつクリアにしていくことのほうが大事。
今回初めてセブンズツアーを経験した選手は、これで大会の流れがわかったと思うので、
次回の大会に派遣された場合は今大会のレベルを忘れずに集まって欲しいと思う。
選手が選んだ大会MVPには豊前が選出された。
とにかく足が速いだけじゃなくセブンズをよく理解して挑んでいることがプレー全てにおいて上向き、
トライを取るウィングへと成長。
しかし、ポルトガル戦での怪我(途中退場)が痛かった。
次点(準MVP)は、キャプテンとしてチームを引っ張った佐藤。
ディフェンスでは15人制同様身体を張り続け、声を出し続けてくれた。
トライ王は小林、和田の両選手が共に3トライで選出。
和田はインゴールノッコンがなければ4トライだったが、
出場時間を考えても和田のスピードとクイックネスは世界に通用した。
また小林はインターセプトでの独走トライなど元々持っている体格とラグビーセンス、潜在能力が開花し始めている。
他、桑水流、権丈、宇薄のトップリーガーはディフェンス・アタック共に活躍。
3人共にまだ社会人2年目と若いが、各所属チームでしっかり訓練されている様子が伺える。
特にタックルからターンオーバーまでボールをもぎ取るコンタクトの強さでチームに貢献。
友井川はフィジー戦での追撃トライが印象強く、2試合目からスタメンをキープ。
世界でも十分通用するスピードとスタミナを持つ選手なので今季NTTでの活躍とトップリーグ昇格を期待。
ライバルになった和田選手はスピードとサポートプレーでトライに結びつけ、
途中ウィングでも出場できるスピードを併せ持つ。
タックルも強く、相手に臆することなくトータルにおいて活躍した。
学生組の夏井、荒牧共にこの1ヶ月で伸びてきた選手。
特に夏井はケニアではプロップ、台湾で司令塔を任され急成長。
ディフェンスが向上すれば2人ともに今後の成長に更なる期待が見込まれる。
今後もセブンズジャパンは、15人制への登竜門という位置付けは変わらず、
このメンバーとセブンズスコッドからベストメンバーを決定して、
ウィンドウマンスの10月下旬から11月初旬にマレーシアとシンガポールで行われるセブンズ大会に出場する。
そして最終的に12月第1週に香港で行われる東アジア大会に挑みたい。
今後ともセブンズジャパンへの熱ご声援、宜しくお願いいたします。
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